ギター初心者が好きな曲を弾くための5つの手順

コード検索

コードを覚え、ストロークやアルペジオができるようになったら、いよいよ自分の好きな曲を弾いてみましょう。この記事では、あなたが弾きたい曲を弾くための「5つの手順」をご説明します。よく読んで全体の流れを理解すれば、自分の弾きたい曲が、すぐに弾けるようになりますよ。

1.弾きたい曲のコード譜を探す

早速ですが、まずはあなたが弾きたい曲を決めましょう。どんな曲でもかまいません。ギターで弾いてみたい曲を探しましょう。

弾きたい曲が決まったら、その曲の「コード譜」を探します。弾きたい曲のコード譜は、楽器店や本屋などで購入できますが、インターネットで検索すれば、無料でコード譜を手に入れることができます。たとえば、以下のサイトでは、数多くの最新曲のコード譜を見ることができます。

ギターコード付き歌詞検索! J-Total Music

このサイトでは自分の弾きたい曲のタイトルを検索すると、無料でその歌詞とコードを見ることができます。実際に楽譜を検索してみましょう。

ここでは、例として、コブクロの「桜」という曲を探します。以下の画像のように、検索ボックスにアーティスト名と曲名を入力します。

コード検索

アーティストと曲の名前を入力したら、検索ボックスの横にある〔検索〕をクリックします。すると、以下のように検索結果が表示されます。検索結果の上の方には、広告が表示されているので、少し下にスクロールします。曲名が青い文字で書かれているはずです。

JTM検索結果

検索結果の青文字のリンクをクリックすると、歌詞とコード譜が見られる画面に移動します。著作権の関係上、ここでは歌詞やコードを表示できませんが、構成は以下のようになっています。このように、自分の弾きたい曲を、実際に検索してみてください。

JTM検索結果2

こちらのサイトでは、歌詞の上にコードが表示されているので、歌詞の中のどのタイミングでコードが切り替わるのかが分かるようになっています。

また、画面上部に書かれているように、歌詞の上にあるコードのリンクをクリックすると、そのコードをダイアグラムで見ることもできます。

JTM検索結果3

さらに、この画面の曲名の下部分には、Original Key、Capo、Play、と書かれています。これらはそれぞれ「原曲キー」「カポタストを装着するフレットの位置」「カポタスト装着時のキー」を意味しています。

JTM検索結果4

この中で、特に知っておいてほしいのは、Capoの表記です。Capoの数字に合わせてカポタストをフレットに装着しないと、原曲と同じ音の高さで演奏することができません。Capoに示されているフレットにカポタストをつけましょう。この画像では、Capo:4と書かれているので、4フレットにカポタストを装着します。

2.コードを押さえられるようにする

コード譜を手に入れて中身を確認したら、必要なコードを覚えて、押さえられるようにしましょう。コード譜の中のコードをひと通り押さえられるようにすると、スムーズに曲の練習に入ることができます。出てくるコードをひと通り書き出しておくと、どのコードを覚えればいいのか一目で分かるので便利です。

たとえば、例に挙げた、コブクロの「桜」には下記の14個のコードが出てくるので、

G D Em Bm C F#m7-5 B7 D# A# Dm F Gm A7 D7

これらのコードを書き出して、それぞれ押さえ方を覚えます。

このように、弾きたい曲に出てくるコードを書き出してみましょう。もちろん既に押さえられるコードがあれば新しく覚える必要はありません。押さえたことのないコードだけを書き出して、押さえ方を覚えていきましょう。

3.全体の流れを確認する

必要なコードがひと通り押さえられるようになったら、実際に音楽を聴きながら、歌詞とコードを見て全体の流れを確認します。全体の流れが分かったら、歌詞を口ずさみつつ、コードを押さえ替える練習をします。歌詞のどの部分でどのコードに切り替わるのか、きちんと確認しておくことが大切です。

また、このときに、コードの押さえ替えが難しい箇所に目印をつけておきましょう(目印がつけられなくても、どこが押さえ替えしにくいかを覚えておくと良いです)。難しいところを覚えておいて、後で重点的に練習すると効率が良くなります。

音楽を聴きながら流れを確認

4.イントロから順番に弾く

全体の流れの確認が出来たら、いよいよイントロから曲を弾く練習を始めましょう。歌詞を口ずさみつつ自分のペースでコードを押さえ、ストロークします。途中つまずくところがあったら、そこを繰り返し練習しましょう。

特にバレーコードなど、難しいコードから難しいコードへの押さえ替えや、押さえ替えが頻繁に起こる部分は、念入りに練習してスムーズに弾けるようにすると良いです。

また、コード譜にストロークのやり方が書かれていない場合(最初に紹介したようなコード譜のサイトなどで見ている場合)は、曲の雰囲気に合わせて自己流にアレンジしてストロークします。このとき、できるかぎり多種多様なストロークのパターンを組み合わせた方が、表現が豊かになります。

5.曲に合わせてフルコーラスを弾く

イントロからアウトロまで、(なんとなくでもいいので)自分のペースで弾けるようになったら、もともとの曲の速さに合わせて弾けるように練習します。曲を聴きながら、原曲のペースに合わせて練習すると、セッションをしている感覚で楽しく上達できます。

曲の速さについていけないところがあったら、再び「4」に戻り、自分のペースで練習して、少しずつスピードを上げていきましょう。もとの曲のペースに合わせてフルコーラスが弾けるようになったら、ここでの目標はクリアです。

6.曲の練習に参考になるページ

今回は、自分の好きな曲を探して練習し、実際に弾けるようになるまでの「5つの手順」をご紹介しました。この手順に沿って、ぜひ、たくさんの曲を弾いてみてください。

最後に、曲の練習の参考になりそうなページを紹介しておきますので、参考になりそうなページがあれば、ご参照ください。

〇ギターコードが覚えられないとき
・かんたんギターコードの覚え方!絶対に上手くなる3つの方法

〇初心者向けの曲を知りたいとき
・たった1日で弾ける!ギター初心者でも弾ける曲!
・たった1日で弾ける!ギター初心者でも弾ける曲!第2弾

〇練習中に指が痛いとき
・ギターで指が痛いときに知りたい2つの対策

また『ギター初心者のための超かんたん弾き方講座』からご覧の方は、次は『たった1日で弾ける!ギター初心者でも弾ける曲!』に進み、コードで好きな曲を弾く練習の感覚を体感しましょう。

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