カポタストとは、ギターに装着する道具です。曲のキーをボーカルに合わせて変えることで歌いやすくしたり、コードを抑えやすくするために使います。
この記事では、ギターに使うカポタストについて詳しい説明と、 付け方や使い方、効果、メリデメなどについて解説します。
ギターに使うカポタストの形
カポタストってどんなものなのか、ギターを始めたばかりだとわからないと思います。もしかしたら、テレビや動画でギターにたまに装着されているカポタストを見たことがあるかもしれません。とりあえずカポタストはどんなものなのか画像を見て見ましょう。
これがカポタストです。これをみれば何となく「あ!見たことある!」と思うはずです。
見たことはあるだろうけども、どのようにして使うかまではまだわからないと思うので、ちゃちゃっと次の項目に進んでいきましょう。
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ギターに使うカポタストの付け方や使い方
ギターに使うカポタストの付け方
カポタストの付け方は非常に簡単です。私が使っているのはバネ式のカポなので、画像のように持ちまして、
グッとレバーを握って開きます。
そして、ギターにカポっとはめるだけです。
とっても簡単です。
バネ式の他にもネジで締めるタイプの物があったり、カポタストには様々な種類があるので、必要になったら「どれを選んだらいいんだー」と悩まなくても、自分の好みで選んで問題ありません。
それから、どうせ買うならアコギにもエレキにも対応しているカポが良いでしょう。
ギターに使うカポタストの使い方1 曲のKeyを変える!(移調)
カポはどんな時に使うのかと言いますと、まず一つがカポタストを使う事によって自分の声の高さにKeyに合わせる事が出来ます。
例えば女性が男性の歌を歌う時なんかはkeyが低くて歌えませんよね?それがカポを使う事でkeyを高くして歌いやすくすることが出来ます。
反対に、高いKeyの歌を歌いたいと言う場合にも使えて、カポでKeyを上げてその1オクターブ下を歌うと言う事も出来ます。
ギターに使うカポタストの使い方2 コードを押さえやすくする
カポタストのもう一つの使い方は、カポを使う事でKeyはそのままでコードを押さえやすくすると言う使い方があります。
主にバレーコードを減らしたい時に使うんですが、カポが人差し指のセーハの代わりをしてくれると言うわけです。
例えば、C#→D#→A#→C#というコード進行の曲ががあったとしましょう。これらのコードは全てセーハが必要なバレーコードになります。
そんなのギター初心者さんには苦行でしかありませんし、そうでなくたって簡単に弾けるものなら弾きたいですよね。
そこで登場するのがカポタストです。
ギターのフレットは1フレットにつき半音ずつ音が高くなります。そして先ほどの例のコードに#がついているという事は元のコードより半音高いですよ~!という事なので、カポを1フレットにつけてみましょう。
するとあら不思議。C#は→C、D#は→D、A#は→Aの押さえ方でさっきの例のコード進行の音になるんです。
こんな感じで難しいコードもカポを使えば簡単に弾けちゃうようになるんです。
カポを何フレットにつけたら何のコードになるのか早見表
一番上の横列がカポをつけるフレットで、一番左の縦列が変えたい曲のKeyになります。
ちょっと表が大きくなりすぎて不格好ですが横スクロールで見るか、スマホの場合は横画面で見ると見やすいと思います。
カポ→ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B |
C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C |
D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) |
D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D |
E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) |
F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E |
F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F |
G | G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) |
G#(A♭) | A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G |
A | A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) |
A#(B♭) | B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A |
B | C | C#(D♭) | D | D#(E♭) | E | F | F#(G♭) | G | G#(A♭) | A | A#(B♭) |
ギターのカポタストのメリット、デメリット
ギターに使うカポタストの付け方や使い方は理解できたでしょうか?次は、カポタストを使う事によって得られるメリット・デメリットについて解説していきます。メリットは今まで説明してきたことも含めてたくさんあります。
- 曲のKeyを変える事が出来る
- バレーコードを減らせる
- バレーコードが減ることで開放弦の独特な響きを沢山鳴らせる
- 長時間演奏する時に左手の負担が減る
- 女性や手の小さい人でもコードを押さえやすくなる
カポタストにはデメリットもあります。それは、カポは製品によって弦の押さえる力が違うことです。カポを付けると若干チューニングが狂います。
カポを使用する場合は、カポタストをギターに装着してからチューニングしましょう。