ギターに使うエフェクターとは? エフェクター6種類の特徴を解説!

エフェクターとは、「ギターからアンプに音を送る途中で電気的に音を変える道具の事」を言います。

エレキギターは、ギターとアンプだけで音作りが完結するわけではありません。CDでもストリーミングでも自分の好きなアーティストの音楽を聴くと思いますが、ギターの音がやまびこのように聴こえたり、やたらジャリジャリしていたりしていたりする場合は、エフェクターを使って音を作っているんです。

もしかしたら、好きなアーティストがライブで使っているのを見た事があるかもしれませんね。あの足元に置いている奴がエフェクターです。特徴的な音がする曲を完全再現しようと思ったら必ずエフェクターが必要になってきます。

そこで今回は、代表的なエフェクターの種類を解説していきます。

歪み(ひずみ)系エフェクター

歪み(ひずみ)系エフェクターとは、ジャーン!とかギュイーン!!とかロック、ハードロック、ヘヴィメタルのような激しい音が出るエフェクターです。

歪み(ひずみ)系と言ってもその中でさらに種類があります。

■ オーバードライブ

オーバードライブは歪み系の中でもマイルドな歪みが得られるエフェクターで、ロックやブルースなどの演奏には欠かせないエフェクターです。

ただ歪ませるだけでなく、ブースターとして使用する人も多いです。

物によっては、後述するディストーションと同じくらい歪む物もあります。

 

 

■ ディストーション

ディストーションはオーバードライブよりも更に激しく歪みます。

ハードロックやヘヴィメタルでは欠かせないエフェクターです。

ちなみに私が始めて買ったエフェクターもディストーションでした。

 

 

 

■ ファズ

オーバードライブやディストーションより更に激しいけれども歪みの種類が違う感じです。

ファズは一番古い歪み系エフェクターとも言われていて、その音を言葉で表すときは、下品とか野蛮な音と言われることもあります。

ですがそれらは決してファズの音をけなしているわけでは無くて、めちゃめちゃ褒めているという事をお忘れなく。

ファズを使う有名なギタリストはジミ・ヘンドリックスやジョン・フルシアンテなどがいます。

この癖のあるひずみは一度ハマったら病みつきになりますよ。

 

空間系エフェクター

■ リバーブ

リバーブはお風呂で歌った時のような音の反響効果が得られるエフェクターです。

このエフェクターを使う事でギターを弾いた後に独特の余韻を得ることができます。

 

 

 

■ ディレイ

ディレイと言うエフェクターの効果は、簡単に言うと山彦です。

山に登って「やっほーーー!」と叫ぶと遅れて「ヤッホー」と聴こえますよね?

それと同じようにディレイは音を遅らせて出して山彦のような効果を得られるエフェクターなんです。

 

 

■ ルーパー

ルーパーは、その名の通り、自分の弾いた音を録音して再生できるエフェクターです。

これがこれがあれば一つのフレーズを何度もループして再生出来るので、一人の練習にはもってこいですし、音をどんどん重ねていって曲を作ったりすることも可能です。

 

 

ダイナミクス系エフェクター

■ コンプレッサー

コンプレッサーは良ーく聞かないと違いがわからないかもしれませんが、クリーントーンで演奏する時には必需品です。

コンプレッサーは音を圧縮して音の粒を揃えてくれるエフェクターです。

あとコンプレッサーはサスティーンを伸ばすために使われたりもします。

 

 

フィルター系エフェクター

■ ワウペダル

フィルター系で一番有名なのは間違いなくワウペダルでしょう。

ワウペダルは、エフェクターを足で踏んで上げてを繰り返すと、そのまんま「ワウワウ」と言うサウンドが得られます。

ロックだけじゃなく幅広いジャンルで使われていて、特にレゲエはワウペダル氏擁立高め。

 

■ ゲート

ゲートは一定の音をカットするエフェクターです。

ノイズをカットするノイズ・ゲートと言った方がわかりやすいでしょうか。

ゲートを使用するとサスティーンが短くんる欠点もありましたが、最近は各メーカーが工夫して、ゲートを使用してもサスティーンが失われない物もあります。

 

■ フィルター

フィルター系なんだから一番先に書こうかと思ったんですが、ワウペダルの方が見た目もインパクト強いから一番最後にしちゃいました笑

フィルターと言うだけあってエアコンのフィルターとかイメージしてもらえばわかるかと思いますが、音の帯域のどの帯域を通過させるか、そしてカットするか決めるエフェクターです。

 

モジュレーション系エフェクター

■ コーラス

コーラスはその名の通り、コーラスするエフェクターです。

もうちょっと詳しく言いますと、弾いた音とほぼ同じ音を人工的につくって混ぜて音に厚みをだし、独特の揺らぎとさわやかなサウンドを生み出すエフェクターです。

 

 

■ フランジャー

フランジャーは音にうねりを出すエフェクターと言いますか、音を回すような感じにするエフェクターと言いますか、いわゆるジェットサウンドが得られます。

難しい言葉で説明しても最初はわからないと思うので簡単にどんな音か説明すると「ジュワ~ン!ジョワ~ン!」て感じの音です。

 

■ フェイザー

フェイザーはフランジャーと同じと思っている人がいますがそれは違います。

ま、確かに似たような効果なのですが、フェイザーのほうが音が細かくグニャっと曲がるような効果が得られます。

 

 

■ トレモロ

トレモロは同じ音を断続的に出すエフェクターです。

ストラトについているトレモロ・アームの効果とは全く違うので勘違いしないように。

同じ名前で違う効果って紛らわしいよね。

 

 

 

マルチエフェクター

と、ここまで紹介したエフェクター以外にもまだまだ色んなエフェクターがあるんですが、それらをすべて集めるとなったらお金がいくらあっても足りなくなるわけです。

そこで便利なのがマルチエフェクター。

■ マルチエフェクター

マルチエフェクターは一台に様々なエフェクトがあるので、あれこれコンパクトエフェクターを揃えるよりは経済的です。

が、しかし!使い方が難しかったり、音がコンパクトに比べるとちょっと弱いなと感じる面もあります。物によります。

マルチエフェクターが一台あればもうライブに出れるので、使い方さえ覚えればめちゃめちゃ便利です。

 

まとめ

私は中学生の頃にギターを購入して練習を始めた訳ですが、当時は「BANDやろうぜ」って雑誌を愛読しておりました(懐かしい)。

当時は学生なのでお金もないしギターとアンプ、その他ピックやストラップなどの小物を揃えるだけで精一杯だったので、他の機材に関しては全く知識がありませんでした。

で、そのBANDやろうぜにはギターの通販の広告とかがあるわけなんですが、その広告ページにはいつも謎の四角い機械の写真が載っていたんです。

ま、四角もあれば長方形もあるし、丸もあるし、色もそれぞれ違うし、なんか英語書いてるし、名前違うし、とりあえずギターを買った私にはそれがいったい何なのかわからなかったんです。今みたいにグーグルで検索すればすぐわかる時代でもなかったですし。

ギター初心者さんやこれからギターを始めようと思っている人には私と同じように「エフェクター」ってなに?と思っている人がいるんじゃないでしょうか。

エフェクターって色んな効果があって、しかもメーカーごとに音の特徴も違って、形や色も違っていて。とにかく調べれば調べるほど色々欲しくなるはずです。

あなたもいつかお気に入りのエフェクターを発見して、最高のギターサウンドを鳴らせれば良いですね。

 

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