ギターをはじめたばかりだと、コードを押さえる指の形(フォーム)だったり、次のコードに移動するコードチェンジが上手くできなかったりしますよね。
私もギターを始めたころはコードが押さえれなかったり、コードチェンジが上手くできなくてヤキモキしたものでした。
ですがちょっとしたコードチェンジのコツを掴んだことで、「なんだ!そんな事だったのか!」と徐々にコードを押さえれるようになったり、コードチェンジがスムーズになっていきました。
今回は、ギターのコードの練習というテーマで、初心者でも簡単に出来るコードチェンジのコツを解説します。
初心者でも簡単に押さえれるコード
ギターのコードって無数にあって、押さえ方も無数にあります。でも、今回の練習で使用する、ギター初心者でも比較的簡単に押さえれるコードは下の3つだけです。
Am(エーマイナー)
C(シー)
Em(イーマイナー)
この三つのコードはなぜギター初心者でも比較的簡単に押さえれるのかと言いますと、まず、1~3フレットしか使わないという事です。
画像を見て頂ければわかるかと思いますが、コードを押さえる左手は、押さえる弦は変わっても横移動していません。
これが5フレットだ7フレットだと横に大きく動くようだとギターを始めたばかりの初心者さんにはちょっと難易度が高くなります。
それから、セーハ(バレーともいう)しないという事です。
セーハとは一本の指で複数の弦を押さえる事を言うのですが、よく言われるギター初心者が挫折するFのコードもセーハが必要になり、難易度はちょっと高くなります。
ギターのコードチェンジのコツを解説
ギターのコードチェンジはギターの初心者にとっては結構ハードルが高いと思います。
私も最初は中々コードチェンジが上手くできなくて唸ったものですが、ある時コードチェンジのコツに気づいたらそれまで全く練習の成果を体感できていなかったのが、徐々にコードチェンジが出来るようになっていきました。
では、ギターのコードチェンジのコツはどんなコツなのかと言いますと。。。
指を一回一回全て離さないという事です。
え?何それ?そんな事?と思うかも知れませんが、これがかなり重要。ギターを始めてすぐにすんなりコードを押さえて、コードチェンジ出来る人なんてまずいません。
今この記事を読んでいるあなたもそうかもしれませんが、例えばコードの練習をする時、一個一個指の位置を確認して最初のコードを押さえてからジャーンとギターを鳴らして、次のコードにコードチェンジする時は一旦全部指をバッ!と離して次のコードに。。。
なんて練習をしているといつまで経ってもコードチェンジは上手くなりません。
そこで、今回の練習フレーズに使うコードを見て見ましょう。
Am(エーマイナー)からC(シー)は、指を一回一回全て離さなくてよい
AmとCのコードダイアグラムですが、実はこの2つのコードは、全く違う形に見えて、指1本だけ動かせばAmがCに変わるんです。どーゆーことかと言いますと、まずAmを押さえましょう。
薬指が3弦の2フレットを押さえているわけですが、他の指はそのままに、薬指を5弦の3フレットに移動すると。。。
指を一本動かしただけなのにAmがCになりました。
と、このように、コードチェンジをするときにいちいち指を全部離さなくても、指を1本動かすだけでコードチェンジ出来たりするコードがあるんです。
これに気づくと今までよりもかなりコードチェンジが速く上手くなると思います。
勿論最初は指一本でも自分の思い通りに動かすのは大変なので、練習は必要ですけどね。
Em(イーマイナー)からAm(エーマイナー)は指をずらすだけでいい
もう1つのコツは指をずらすだけでいい、という事です。これは何となく形が似ているから察しが良い人はわかるかと思いますが、EmからAmにコードチェンジするときはEmの指を離すのではなく、そのまま上にずらして、2弦の1フレットに人差し指を足してあげるだけでいいんです。
指を全部離すのではなく、指を足したり引いたり、ずらしたりすればコードチェンジはかなり速くなるでしょう。
ですが、どうしても左手の形が全く違う形になって、全然違うフレットを押さえなければいけない場合もあるでしょう。そのような場合は手を思いっきりバッと離すのではなく、「指を少し浮かせるくらい」を意識して練習しましょう。
ギターコードチェンジの練習フレーズ
先ほどのコードチェンジのコツをよ~く意識しながら何度も繰り返し繰り返しトライしましょう。
まとめ
コードチェンジ、簡単とは書いていますが一日二日で出来ると言うわけではありません。しっかりと意識しながらコードチェンジの練習をしましょう。