ギターのドレミはとても簡単です。簡単ですが、ドレミの練習は弦を押さえる練習にもなります。運指や音感を鍛える練習にもなるので、きちんと取り組みましょう。
今回は2パターンの「ドレミファソラシド」を紹介します。丁寧な解説を心がけているので、きちんと読んで練習していただければすぐに弾けるようになりますよ。
このページの目次
1. 「ドレミファソラシド」の配置
まず、ギターで「ドレミファソラシド」を弾くときの基本的な配置を見てみましょう。
これがギターでドレミを弾くときに押さえるポジションです。念のため文字にもしておこしておきます。
- ド・・・・・5弦3フレット
- レ・・・・・4弦開放弦(=4弦をどこも押さえずに弾く)
- ミ・・・・・4弦2フレット
- ファ・・・・4弦3フレット
- ソ・・・・・3弦開放弦(=3弦をどこも押さえずに弾く)
- ラ・・・・・3弦2フレット
- シ・・・・・2弦開放弦(=2弦をどこも押さえずに弾く)
- ド・・・・・2弦1フレット
左手の指を使ってそれぞれの場所を押さえます。そして右手で弦をはじきましょう。このときのポイントが2つあります。
2. ポイント①「押さえる指を決めておく」
押さえる指をあらかじめ決めておくと、スムーズにドレミを弾くことができます。以下の図では、押さえるときの指を決めています。このように指を使うと、指の無駄な動きが少なくなり、素早くドレミを弾くことができます。
- ド・・・・・5弦3フレット →薬指
- レ・・・・・4弦開放弦 →フレットを押さえずに弾く
- ミ・・・・・4弦2フレット →中指
- ファ・・・・4弦3フレット →薬指
- ソ・・・・・3弦開放弦 →フレットを押さえずに弾く
- ラ・・・・・3弦2フレット →中指
- シ・・・・・2弦開放弦 →フレットを押さえずに弾く
- ド・・・・・2弦1フレット →人差指
3. ポイント②「フレットの近くで弦を押さえる」
ドレミを弾くときは、それぞれのフレットの近くで弦を押さえましょう。図を見ていただけると分かりやすいかと思います。フレットの真上ギリギリのところで弦を押さえると、少ない力で弦を押さえられます。
4. TAB譜を見ながら弾いてみよう
ここまでに紹介した2つのポイントに注意しながらドレミを弾いてみましょう。もし余裕があれば、TAB譜を見ながら弾くと良いです。TAB譜の見方に慣れておくと、ギター演奏の感覚をつかみやすくなります。「TAB譜って何?」という方は5分でよく分かる!ギター楽譜の読み方を読んでおきましょう。ギターの楽譜は難しくありません。いずれ使うことになるので、いま学んでおくと後々役に立ちます。
また、TAB譜を見てドレミを弾くときには「ドレミファソラシド」を声に出しながら弾くと音感を鍛えることができます。
5. 「ドレミファソラシド」の上級編
TAB譜を見ながら、決められた指でドレミを弾けるようになったら、少し難易度の高い「ドレミファソラシド」も弾いてみましょう。
この表のように弾いてみてください。こちらでは「ドレミファソラシド」が2オクターブ分あります。低い方から順に文字に起こしておきます。
- ド・・・・・6弦8フレット →中指
- レ・・・・・6弦10フレット →小指
- ミ・・・・・5弦7フレット →人差指
- ファ・・・・5弦8フレット →中指
- ソ・・・・・5弦10フレット →小指
- ラ・・・・・4弦7フレット →人差指
- シ・・・・・4弦9フレット →薬指
- ド・・・・・4弦10フレット →小指
- レ・・・・・3弦7フレット →人差指
- ミ・・・・・3弦9フレット →薬指
- ファ・・・・3弦10フレット →小指
- ソ・・・・・2弦8フレット →中指
- ラ・・・・・2弦10フレット →小指
- シ・・・・・1弦7フレット →人差指
- ド・・・・・1弦8フレット →中指
こちらの配置で弾くときにも、決められた指を使い、動きに無駄がないようにしましょう。
この配置でのドレミファソラシドに慣れたら、これもTAB譜を見ながら弾いみましょう。「ドレミファソラシド」を声に出しながら弾くと音感を鍛えられます。
まとめ
今回はギターでドレミを弾く方法を紹介しました。2パターンの方法があります。どちらも難しくはありません。ぜひ、じっくり時間をかけて練習し、指の動かし方や使い方を学んでください。
『ギター初心者のための超かんたん弾き方講座』からご覧の方は『ドレミで曲を弾いてみる』に進みましょう。