リズムトレーニングとは
ギターの練習といえば、左手の指を動かしたり、右手のピッキング練習をしたりするイメージが強いかもしれません。リズムトレーニングは軽視されがちです。
リズムトレーニングとは、まさにリズムを正しくとるためのトレーニングです。初心者の方にこそ、リズムトレーニングをする習慣を身に着けて欲しいと思います。リズムが正しくとれていると、メリットがたくさんあります。以下にいくつか例を挙げておきます。
- 他の楽器と一緒に演奏するときに、まとまりが良くなる。
- 聴き手にとって、美しい演奏になり、演奏自体が上手く聴こえる
- 複雑なフレーズにも、柔軟に対応できるようになる
- 何より演奏が抜群に楽しくなる
リズム感があることは、演奏が上手くなるための大きなポイントです。プロのミュージシャンでも本当に上手い人は圧倒的にリズム感が良いです。
それでは、リズムを正しく取れるようにするにはどうしたらよいでしょうか。簡単なリズムトレーニングを紹介します。
リズムトレーニング ex.1
まずはメトロノームの音を聞いて、ちょうど音が鳴るのと同時に手拍子をしてみましょう。手拍子でなくても、足のかかとや膝を叩いて音を出しても良いです。メトロノームのテンポは最初は100前後から始めてみましょう。

メトロノームを持っていない場合、携帯電話やスマートフォンで「メトロノーム」を検索すると、アプリがたくさん公開されているので、ダウンロードできます。使いやすいメトロノームが提供されているので、試してみましょう。 |
リズムトレーニング ex.2
次は、メトロノームの音の直後(メトロノームの音の間)にも手拍子を入れてみましょう。メトロノームが鳴っているところを「オモテ拍」、なっていないところを「ウラ拍」といいます。ここまでは割とカンタンにできるはずです。

リズムトレーニング ex.3
最後はウラ拍にだけ手拍子を入れてみましょう。これは慣れないと難しいが、ウラ拍がきちんとつかめるようになると、リズム感は飛躍的に伸びます。
