ギターのチューニングが狂う!4つの原因と解決策

    ギター,チューニング,狂う

    ギターの扱いに慣れない頃は、ギターのチューニングが狂うことは頻繁に起こる。原因は様々で、初心者が判断するのはなかなか難しいかもしれない。

    そこで今回は、考えられる理由をすべて網羅し、それぞれの解決策をまとめた。初心者にありがちなトラブルを中心にまとめてあるので参考にして欲しい。

    チューニングが狂うとは?

    「チューニングが狂う」ということには以下の3つの場合がある。まずは自分が以下のどれに当てはまるか確認しよう。

    1. チューニング中に音がいつまでも合わない
    2. 演奏中に勝手にチューニングが狂う(音が突然変わる)
    3. 演奏後に放置しておくとチューニングが狂う

    それぞれの場合に考えられる原因と解決策を説明するので、当てはまる項目を確認してほしい。なお(→)内の数字は記事中で確認すべきページ番号を示しているので、記事を下にスクロールして該当する番号を確認してほしい。

    ⅰ.チューニング中に音がいつまでも合わない場合

    以下の原因が考えられる。

    • チューニングの仕方に誤りがあるorチューナーの使い方に誤りがある。(→1)
    • トレモロアームを無意識に操作してしまっている(エレキ)。(→2) 

    ⅱ.演奏中にチューニングが狂う

    以下の原因が考えられる。

    • 弦の巻き数が足りない。(→3)
    • 気温などの環境に変化がある。(→4)
    • トレモロアームを無意識に操作してしまっている(エレキ)。(→2

    ⅲ.演奏後に放置しておくとチューニングが狂う

    この場合は、心配はいらない。長時間放置しておくと気圧や気温の変化の理由により、わずかにチューニングが狂うことは自然だ。次に演奏する時に改めてチューニングする必要がある。

     

    チューニングが狂う原因と解決策

    1.チューニングの仕方に誤りがあるorチューナーの使い方に誤りがある。

     

    そもそもチューニングの仕方が誤っていてチューニングできていない場合がある。ここでは正しいチューニング方法を改めて解説する。チューニングが狂わないコツも解説するので、チューニングが正しくできる自信のある方も改めてやり直してみて欲しい。

    ここではチューナーを使う方法を紹介する。チューナーを使うチューニングは簡単だが、使い方をしっかり把握していないと正しくチューニングできない場合がある。

    まずチューナーを使う前に6本それぞれの弦の音の高さを(アルファベット表記で)知っておかなければならない。以下の図を見て欲しい。

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    上図はギターの各弦の音の高さを示している。弦ごとに音の高さが決まっていて

    • 6弦=ミ=E
    • 5弦=ラ=A
    • 4弦=レ=D
    • 3弦=ソ=G
    • 2弦=シ=B
    • 1弦=ミ=E

    となっている。

    ここでEやAなどのアルファベット表記があるが、これは各音階をアルファベットに直した時の表記だ。普段聞きなれているドレミファ・・・をアルファベットにするとCDEF・・・となる。

    • C=ド
    • D=レ
    • E=ミ
    • F=ファ
    • G=ソ
    • A=ラ
    • B=シ

    ギターの演奏に使うのはアルファベット表記がほとんどだ。慣れないと面倒かもしれないが、チューニングのことだけ分かっていればいいので覚えられなくても心配はない。

    チューニングをする時にはアルファベット表記で各弦の高さを知っておかなければならない。とりあえずは話を進めていくが、各弦の高さを忘れたらまたここに戻って、その都度確認してほしい。

    では、ここまでの知識を前提に、チューニングの仕方を解説していく。

     

    チューニングの手順

    (1)まずチューナーを用意する。チューナーは以下の画像のようなもので良い。

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    (2)次に6弦を弾く。(この操作は静かな場所で行い、チューナーのマイクがギターの音だけを拾えるようにすること。)6弦を弾いたときにチューナーの針とランプが何らかの反応することを確認する

    (3)6弦の音が「6E(ミ)」になるようにペグを回す弦が張るようにペグを回すと、音の高さは高くなる。チューナーを見て、書かれているアルファベットが「E」になるように音を高くしていく。

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    (4)つづいて「E」の文字が表示された状態のまま、チューナーの針がちょうど真ん中に来て、緑のランプが点灯するように、ゆっくりペグを回す(ここで早く回すと弦が張りすぎて切れてしまう。ゆっくり回すこと)。

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    もしペグを回しすぎて、針が中央より左側に来てしまった場合は、いったんペグを逆向きに回す(音が低くなるように回す)。ただし、逆向きに回しながら音を合わせるのではなく、針が中央よりも左に来るように回し、その後でペグを通常の向きで回して音を高くしながら再度合わせるようにする。

    要するに、音を合わせるときは高くしながら合わせ、低くしながら合わせてはいけない。チューニング後に音が安定しにくくなるためだ。

    これで針が中央に、ランプが緑になったら、6弦のチューニングは完了だ。

    同様の手順で5弦以下もチューニングする。ただし5弦は「A」音、4弦は「D」音・・・と決められた音の通りにチューニングすること。

     

    注意点は2つある。

    1つは弦がピンと張るように音を合わせること。弦がゆるゆるの状態で目的の音(6弦ならEの音)が表示されても、その状態で針を合わせてはいけない。弦がピンと張って、ゆるみのない状態で表示される目的の音が正しい音だ。

    もう1つはペグが回しにくくなったらゆっくり少しずつ回すこと。ペグが回しにくいということは、弦がそれだけきつく張っているということなので、早く大きく回すと弦が切れてしまう。

    注意点

    • 弦がピンと張るように音を合わせる
    • ペグが回しにくくなり始めたら、ゆっくり少しずつ回す

     

    以上が正しいチューニングの仕方だ。たいていの場合、チューニングのやり方が正しくできていれば、音が安定しないことはない。焦らずゆっくりチューニングすれば良い。

     

    2.トレモロアームを無意識に操作してしまっている(エレキ)

    チューニングの誤り以外で、チューニングが狂う可能性があるのはトレモロアームの操作だ。トレモロアームというのはエレキギターのブリッジ付近についているアームのことだ。

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    下手な絵で恐縮だが、この画像のように取っ手のようなもので、たいてい新品のエレキギターを買うと付属している。このアームをブリッジ横の穴に差し込み、ギター側に押し込むことで、すべての弦が一時的にゆるみ、特殊な音の効果を出せる。

    このアームの操作でチューニングが狂ってしまうことがある。このアームを押し込むと、押し込んでいる間は弦が一度にゆるむ。

    チューニング中にアームを押し込んでしまうと、弦が緩んだままチューニングすることになってしまうすると、チューニングが合わなくなるのはもちろん、アームを戻した時に弦がきつくなり、切れてしまうこともありうる。

    また、演奏中でもアームを操作した後は多少チューニングが狂う場合がある。操作後に突然弦の針がきつくなったり、ゆるくなったりする場合はアームが原因である可能性が高い。

    初心者のうちはあまりアームを使う機会はないと思うので、必要がなければ取り外しておくことをオススメする。トレモロアームは回してねじ山から外すだけなので簡単に取り外せる。

    トレモロアームは必要がなければ取り外しておく

     

    3.弦の巻き数が足りない。

    初心者にありがちなのが、弦交換のときに弦の巻き数を少なくしてしまっている場合だ。ギターのヘッド(一番上の弦が巻き付いている部分)を見てみよう図のように弦が巻き付いているだろうか。

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    弦が弦まきの部分に何周か巻いてある必要がある。この巻き数が少ないとチューニングが狂いやすい。理想的なのは2周~4周程度6~3弦は少し多めに、2~1弦は少なめに巻くのがお勧めだ

    また以下の図のように、弦は上から下にきれいに巻こう。ここで弦が交差したり、巻き終わりが上になるとチューニングが狂いやすくなる。

    ペグ

    • 弦は2~4周程度は巻く
    • 弦はきれいに上から下に巻く(巻き終わりが下に来る)

     

    4.気温など環境に変化がある

    演奏中にチューニングが狂う原因として、気温の急な変化がある。たとえば、涼しい部屋でチューニングした後、ライブステージで熱い照明の中で演奏をするとチューニングが狂う場合がある。

    このような場合は防ぐのは難しいが、気温の変化が激しい場合はこまめにチューニングして対応することを覚えておこう。

    気温が急激に変化するときは、こまめにチューニングすること

     

    まとめ

    チューニングが狂う原因は特定できただろうか。なぜチューニングが狂うのかは実際にギターを見てみないとわからない部分が多い。もし上記の記事を読んで原因が特定できなければ、楽器屋に持って行って見てもらうのが一番安全な方法だ。

    楽器屋さんに聞けば、確実に原因を突き止めてくれるだろうし、何かためになる解決策を教えてくれるかもしれない。この記事を読んで、自分で解決できない場合は楽器屋さんに行ってみよう。